迷子になる?

<三鷹の森ジブリ美術館 in 井の頭公園 2003/03/02>



<ジブリ美術館>

 みなさんは「ジブリの美術館」を知っていますか?
 「三鷹の森ジブリ美術館」は、三鷹市・井の頭公園の一画にある美術館で、2001年10月01日にオープンしました。 館主はおなじみの宮崎駿監督。 何でも、「千と千尋の神隠し」の映画制作と並行して美術館のイメージボードを描いて構想をまとめたとか。 まったく、いつ寝てるんだか(笑)

 美術館というと、「重厚な外観・静かな館内・決められた順序」という印象がありますが、この美術館にはまったくそれが当てはまりません。 何といってもキャッチコピーが

「迷子になろうよ、いっしょに。」

 ですからねぇ。 果たして捜索願は出るのか?(爆)




<長い道のり>

 ・・・と言っても、別に山奥の秘境にあるワケぢゃないんですが(笑)
 何が大変って、チケット取るまでが大変!! 完全予約制であるこの美術館のチケット購入は、ローソンのチケット予約端末「Loppi」でしか行なっていません。 しかも、前月10日の10:00からの一斉売り出し(例えば3月分は2月10日の10:00から)。 未だに土休日のチケットは開始数分で売り切れる程の人気ですから、希望日を予約するのはタイミングと回線の太さ(+運)が必要になります・・・って何だそりゃ(笑)

 ホントは土曜日希望で一度予約できかけてたんですが、回線混雑で再度予約するとすでに売り切れ(T T) 仕方なく翌日の日曜日に予約。
 ところが、土曜日は一日中暴風雨、明けての日曜日は雲ひとつ無い快晴!! う〜む、

予定通り。

 とりあえず、ローソン販売のガイドブックを購入して予備知識を習得。

ガイドブック
これがガイドブック。
結構詳細まで載っているので雰囲気は十分。

 そうそう、この美術館は全館写真撮影禁止。 「思い出はカメラに収めるのではなく、実際に目で見て感じるものである」というのがモットーとの事。 なので、写真が少ないですがご了承の程を。




<入口>
外観

 JR三鷹駅からバスで15分ほどで到着。 外観がハデなので、一目でそれと分かります。 まったく、壁の色が黄色の美術館なんて見た事ありません(笑)
 ただ、本で見たよりもこじんまりとした印象です。

 チラッとですが、屋上には「ラピュタ」のロボット兵の姿も見えます。

ニセ受付

 入ってすぐ受付はあるのですが、横にそれたところに何ともうひとつの受付が。 実は、こっち側はニセの受付。 受付の中から大トトロがジーっとこっちを見ています。 どうやってこの中に入ったのかはナゾ・・・らしい(笑)

 ちょっと外れたトコロにあるのでうっかり見落としてしまうカモ。

 本物の受付でチケットを渡すと、入場券と交換。 この入場券、何とフィルムなんですね。 おそらくはレプリカ(複製品)だと思いますが・・・って当たり前?(笑) で、何が写ってるのかなーと見てみると・・・

みそ汁、焼きノリ、タマゴ焼き(爆)
入場券
入場券。
3コマ分写っていますが全部同じ?

 ・・・どうやら、「となりの山田くん」の一幕のようで。




<館内いろいろ>

 さて、ココからは館内をいろいろ回ったカンジを「つれづれなるままに」書いていきます。

【動きはじめの部屋】
 ここでは、アニメーションが生まれる前の時代の産物「ゾートロープ」について展示されていました。
 ゾートロープとは、内側に絵が描かれている円筒状のモノ。 この円筒の側面に一定間隔でスリットを開けて回転させ、そのスリットの隙間から円筒の中を見る中の絵が動いて見える、という仕組みです。 ・・・言葉にするとゼンゼン分かりませんな(笑)

 この他に、現代の技術におけるゾートロープ「立体ゾートロープ」も展示されています。 これはすごい!! 一言で言うと、「アニメと模型のコラボレーション」といったトコロでしょうか。 これはゼヒ自分の目で見てもらいたいものです。

【土星座】
 小さな映画館です。
 ビックリしたのは、窓がついている事。 何でも、閉鎖空間で子供が怖がらないようにしているとか(映画が始まる時は窓は隠れます。)
 上映される映画は15分程度のものですが、ココでしか見られないオリジナルだそうです。 ちなみに今回見た映画は「めいとこねこバス」。 何と、あの「となりのトトロ」の続編!! いやぁ、やっぱりトトロの世界観は今見てもとても新鮮ですね(^ ^) 来てよかった!!

めいとこねこバス

【映画の生まれる場所】
 ここでは、実際にアニメーションが作られる過程をいくつかの部屋に分けて展示・解説しています。
 「準備室」は、まだ映画が具体化していない構想の段階。 机の周りには多種多様な本、壁一面には膨大なイメージボードが。 溢れるイメージを絵にする事で、少しずつ形にしている様が実感できます。 よ〜く見ると、イメージボードの中にまだ公開前の「ハウルの動く城」の絵も混じっていました。
 「花の演出部」は、映画としての骨組み作成。 資料本や鉛筆、作画用設定などが所狭しと置いてあります。 そうそう、多忙で参っている時によく出るという「妖怪ジブリブリ」が10匹ほどいましたよ(^ ^)
 「絵コンテ室」資料室。 今までのジブリ作品の絵コンテ冊子が見放題。 宮崎監督直筆の絵コンテも見ることができます(これは展示のみ)。
 最後の「つくるところ」セル画の彩色方法や撮影の仕組みを展示品で解説。 でも、今のアニメはデジタル処理がメインなのでセル画はもう使わないとか、少し寂しい気がしますね。

 どの展示品も、基本的には実際に現場で使用していたものなので実感タップリ。 普段見ることができないものばかりなので、たくさんの人がじっくりと見ていました。
 だからムチャクチャ混むんだよ(爆)

【企画展示】
 ここは期間限定でいろいろなテーマの展示をするスペース。 今回は、何と
「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」
 ココでもミニ映画をやっていて、「ラピュタ」に出てくる「タイガーモス号」「フラップター」を始めとした、空想科学の空飛ぶ乗り物をメインに説明。 隣りの部屋にはジブリ美術館自主開発の一人乗り人力飛行機「アルシオーネ」の1/1モックアップ(=飛ばない)を展示していました。 そうそう、模型と言えば、パズーの働く「スラッグ渓谷鉱山」の模型はものすごいデキ!! 思わず見入ってしまって
モデラー度爆発(笑)

【屋上】
 美術館の屋上にも、らせん階段で上がる事ができます。 ここは何と草と土の世界、とても屋上とは思えません。 そしてそこには、「ラピュタ」のロボット兵がたたずんでいました。 すでに壊れているのか、内部メカが露出してたりしてすごくリアル。 屋外であることをいい事に皆さんひたすら写真を撮りまくっていました・・・・・・自分含む(爆)
 その奥には、「ラピュタ」の中枢、コントロールボックスが土に埋もれるように置いてありました。

ロボット兵
「ラピュタ」のロボット兵。
全長2m50cm、デカイ!!
ラピュタの石
同じく「ラピュタ」のコントロールボックス。
表面にはくさび形の文字がギッシリ。

 

 他にもまだまだ見たものはいっぱいあるのですが、残念ながらココでは全てを書ききれません。 ゼヒ一度足を運んで、実際に自分の目で見てください。 <結局それかい(笑)




 この美術館でいろいろなものを見ましたが、共通している事は、「子供のために作られたもの」という事。 展示室だけでなく、通路やステンドグラスまで趣向が凝らされているけど、それをあえて主張していない。 子供がそれをいろいろ見つける、「発見する喜び」を大切にしよう、という思いを強く感じました。
 また、アニメーションのデジタル化が進む中で忘れられかけている、「職場でのアナログなつながり」を残そうという思いも同時に感じました。 宮崎監督のその思いが無くならない限り、スタジオジブリはこれからも名作を出し続けることでしょう。

 今回は珍しく、自分へのお土産はナシ!! ちょっとは成長したぜー。 ・・・あ、

ミニ映画のパンフ買ってる(爆死)

 ちゃんちゃん♪




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